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hippoTV動画 第三回放送
ゲストインタビュー・プロフィール

hippoTV動画第三回放送インタビュー
【 浮世絵彫師 朝香元晴 】

 
━━━絵日本最高峰の技を持つ彼に宿るものとは・・・?

  • 美人画の毛割と目っていうのは20年、30年修行を積んだ師匠しかできない難しいところですね。1mmの約10分の1くらいの細さがこの目が美人がが生きるか死ぬかの生命線で大事なところです。

━━━浮世絵がこういうものだっていうのを教えて頂けないでしょうか?

  • 江戸時代は非常に商人が活発になって、裕福になった方も多くなって、遊郭もあるし、いろんな動きがあった中で、浮世の絵という事で浮世絵が誕生した。

━━━深みがあるので引き込まれるのはなぜでしょうか?

  • 今彫ったのは高島お久っていう、江戸時代でも有名なお久さんこれが版画になります。
    これも僕が復刻したもので、江戸時代のものだと1000万円くらいはします。
    1日9時間ぐらい働いて、2ヶ月かかる、色がつくのに2ヶ月かかります。


━━━お着物の柄とかも当時の流行り物でしょうか?

  • 一番流行ったのはかすりやしぼり、このうちわなんかはまさにしぼり模様です。
    当時流行った市松模様とか、帯の図案とかも浮世絵からヒントを得ています。

━━━初めて「彫り」に出会ったきっかけは?

  • 文京区の湯島小学校に通っていて、小学生6年のとき。湯島天神を彫って卒業アルバムに。
    中学で3年連続木版画展に入選。
    そこで、将来これで生計を立てられればという夢を持ちました。

 
━━━先生の場合修行期間が長くて、生活の方どうされてましたでしょうか?

  • 僕は16歳の時に、京都に名人がいるという事で修行に行って、技を受け継ぐためには10年、15年と修行が大事です。
    17年間京都で修行を積んで、東京に戻りました。
  •  

━━━職人として気をつけていることは?

  • 目を一番大事にするのと、うどん屋の出前をした時に気を使ったのは、手が大事なんですね。
    おかもちを持つ時も、左手で持って、右手を大事にしていました女性のように柔らかい、もしよかったら触ってください。

━━━先生は古いものを受け継いでいこうってするんですけど自分のオリジナルのもの、新しいものにチャレンジしようっていう事は?

  • 僕たちの場合は江戸時代の伝統を受け継いでいる彫り師ですので、いかにこの当時の絵師の絵歌磨呂の線、北斎の線を忠実に復刻するかで修行をずっと積んでいますので、なかなか自分で絵を描いてやろうとはならないです。
  • ただ、20年前に平成の浮世絵を作ろうという思いがあって、銀座とか青山の画廊を歩いて絵師との出会いを求めたけど見つからなかったです。

 


━━━彫り師としての、朝香元晴先生の「ココロ」、先人たちから伝承してきた文化の心意気とは、一体何でしょうか?

  • 先人の、先輩たちもそうですが、自分を捨ててでも命がけで浮世絵を守ってきた僕がこの年になって若い人たちに伝えるという事です。
    伝承びとにならなきゃいけないなっていう思いで職人はまだ健在なんだと、またこの技術を絶対残さなくちゃいけないんだという、強い思いを毎日持っていますので、まさにそういう活動を、国宝の復刻もそうですが、取り組んでいます。
    僕たちの場合は江戸時代の伝統を受け継いでいる彫り師ですので、いかにこの当時の絵師の絵歌磨呂の線、北斎の線を忠実に復刻するかで修行をずっと積んでいますので、なかなか自分で絵を描いてやろうとはならないです。

【浮世絵彫師 朝香元晴(あさか もとはる)】

浮世絵彫師の朝香元晴さんに日本伝統の継承について【心・技・体】を追求しました。
17歳のときに木版画彫師の菊田幸次郎に弟子入り。17年間の修行の後、浮世絵出版社の専属彫師などを経て、1999年に摺師の菱村敏氏と「匠木版画工房」を設立。浮世絵木版画や現代版画を数多く手がける。
 
それを手がけたのが、今回の伝承びと、朝香元晴さんに木版画の世界についてきっかけ、これからの作品について語って頂きました。

浮世絵彫師 朝香元晴

浮世絵彫師 朝香元晴

浮世絵彫師  朝香元晴(あさか もとはる)

Motoharu Asaka


1951年、静岡県生まれ。17歳のときに木版画彫師の菊田幸次郎に弟子入り。17年間の修行の後、浮世絵出版社の専属彫師などを経て、1999年に摺師の菱村敏氏と「匠木版画工房」を設立。浮世絵木版画や現代版画を数多く手がける。
 
朝香元晴さんの工房は、匠木版画工房ふれあい館(朝香伝統木版画教室)。
日本固有の文化遺産であり、江戸時代に花開いた浮世絵!!
19世紀中半にはゴッホやモネをはじめ、欧州の印象派の画家たちに多大な影響を及ぼすなど世界に誇る芸術作品となった浮世絵を高度な伝統技術で忠実に復刻・継承に全勢力を注ぎ込んできた高見澤遠治。
その再興を果たした高見澤忠雄先生に師事し、意図を受け継ぎ伝統を守り、育て、後継者育成の為に浮世絵彫師・朝香元晴が創設したのが、匠版画工房ふれあい館です。
この工房は新宿と云えども、下町のように心やさしい人情味あふれた方々が多く庶民的雰囲気を漂わす所で、近くには児童館や保育園、そして近隣の方々に愛される美しい、さくら公園もあり静かで木版画制作や木版画教室に相応しい素晴らしい所です。
 

匠木版画工房ふれあい館にて教室開催中です! ⇒http://takumihanga.com/%E6%95%99%E5%AE%A4%E6%A1%88%E5%86%85/
昨年アメリカへ、浮世絵ワークショップが開かれました。<ワークショップの記事です。> ⇒http://ecocolo.com/journal/art/001376.html
浮世絵彫師 朝香元晴 の作品は下記にて購入できます。 ⇒http://edohanga.jp/thirty-six_views_of_mount_fuji/the_complete_set_of_thirty-six_views_of_mount_fuji/
公式ホームページはこちら ⇒http://takumihanga.com/